お客様対談 株式会社アルペン×株式会社レオパレス21 戦略的パートナーへの進化をめざして 株式会社レオパレス21 執行役員 西日本プロパティマネジメント部門長 小嶋 淳史 / 株式会社アルペン 執行役員 管理本部長 清水 直輝 様

店舗の全国展開に不可欠な
地域格差のない社宅を供給

小嶋
当社で管理しているアパートをアルペン様で社宅としてご利用いただくようになったのは2004年からでしたね。今では1,000戸以上もご利用いただいていますが、以前は集合寮の1住戸を複数の方でご利用されていたとお聞きしています。
清水
昔はそうでした。運が良ければひとりで3LDKですが、運が悪ければ3人で3LDK。その格差が大きかったですね。私も最初はプライベートな空間がない集合寮暮らしだったのですが、社宅として借上げられたレオパレス21さんのアパートへ転居できた時は、この世の天国と言えるほどの幸せを感じました。社宅であってもプライベートな空間を確保できることは非常に重要ですし、今後も重視していきたいことですね。
小嶋
当時、清水さんと同じように多くの社員の皆様からも集合寮を敬遠する声が上がり始めていたのでしょうか。
清水
集合寮が嫌というより、プライバシーやセキュリティの面で改善していかなければならないという課題がありました。2004年から2007年ぐらいまでの間に徐々にレオパレス21さんの借上げ社宅に切り替わり、私自身の体験から言えば、社宅に転居したことで生活ががらりと変わって、くつろげるようになり、その結果、それまで以上に仕事に集中できるようになりました。
小嶋
プライベートな空間である居室部分をゆったりできるスペースにすることは、当社でも力を入れてきました。社宅への切り替えにあたっては、どのような条件を求めていましたか。
清水
まず、安全・安心であること。それは、絶対に欠かせない条件です。次に、広さや仕様などが均一化され、地域格差のない平等な居住環境を提供できること。当社は店舗を全国に展開しているため、この点も必須です。それらを踏まえて検討した時に、レオパレス21さんの物件は当社の条件をすべて満たしていましたので、積極的に利用していこうとなりました。
当社では、別の店舗への急な異動もありますので、身の回りのものさえ持って行けば移り住むことができる、家具・家電付きであるのも非常に助かっています。全国各地で必要な数を提供いただいていますが、レオパレス21さんは全国を網羅しており安定した社宅確保に向けた重要なパートナーだと思っています。
小嶋
実際に当社物件にお住まいの社員の方からは、どのような声が寄せられていますか。
清水
最近では、玄関扉をスマートフォンで解錠できる「スマートロック」が、とても好評です。
小嶋
ありがとうございます。「スマートロック」は利便性だけでなくセキュリティ強化にもつながっていますので、安全・安心な暮らしを送っていただけます。また、当社では、20㎡前後の住戸でできるだけゆったり過ごしていただけるように、間取りの工夫を追求してきました。「ロフト付き」を強みとして打ち出してきた歴史もあります。
清水
私も「ロフト付き」の部屋に住んでいましたが、ミニトランクルームも併設されていたので、非常に便利でしたね。当社の社員はゴルフ道具やスキー板、スタッドレスタイヤなど、持ち物が多いので、ロフトやトランクルーム付きの部屋を引き続き検討していきたいと思っています。ほかには、独立洗面台の設置やキッチンの充実を求める声もあります。それらを重視する社員には部屋の選択肢が増えていけば、より満足度も高まると思います。
小嶋
独立洗面台は徐々に増やしてきています。キッチンの充実という点では、お部屋で鍋料理などを楽しめるよう、移動可能な卓上IHクッキングヒーターを設置した物件もあり、入居者様のライフスタイルに対応できる選択肢を増やしています。
清水
現在、当社に新卒で入社する社員は、男女半々の比率なので、水回り設備への要望がより高まっていくのではないかとみています。今後の採用や採用後の定着を考えると、水回り設備の充実に加え、セキュリティのさらなる向上も、検討いただきたいテーマです。

施工不備問題の発覚と
信頼回復に向けた対応

小嶋
2018年に当社の施工不備問題が発覚した時は、アルペン様には大変なご心配とご迷惑をおかけしました。
清水
非常に残念な問題でしたね。正直に言えば、社内では「レオパレス21に社宅を任せておいて大丈夫なのか」といった声があがりましたし、他社への変更を検討する動きもありました。ただ、御社の営業担当の方が非常に誠実に、真摯に対応してくれ、問題についても正直にお話しいただいたと、当時の担当者から聞いています。信用できる人という強い印象が、結果として、今日まで続く関係につながったと思っています。もちろん、当時だけではなく、その後の当社に対する多大なご尽力もあり、信頼という意味では十分取り返されているのではないでしょうか。業績も改善されており、当社としても安心してお付き合いさせていただいています。
小嶋
当時の部長はじめ皆様が、私どもの説明に耳を傾けてくださり、状況を細かく確認してくださいました。そして、「レオパレス21は大丈夫」と社内調整に走っていただけたと、後になって伺った時は感謝してもしきれない気持ちでいっぱいになりました。本当にありがたく、胸に刻まれています。
清水
それまでの10年以上にわたって積み上げてきた信頼関係がそうさせたのですし、今では御社は唯一無二のパートナーと思っています。

従来の枠組みにとらわれず
事業支援につながる協業実現へ

清水
当社の成長ドライバーである店舗の全国展開を進めるためには、社宅の確保は前提です。すでに御社には全国の物件を提供いただいていますが、ただ部屋を探してもらうというより、福利厚生におけるいろいろな提案もしていただき、戦略的なパートナーであると思っています。それが唯一無二のパートナーと言っている理由ですし、レオパレス21さんと当社それぞれがWIN-WINになるように、今後はいろいろな協業もできればと…いえ、できると思っています。
小嶋
アルペン様ではスポーツ振興の支援など地域社会に貢献する取り組みを積極的に展開されていますね。当社では、全国の約54万世帯に住宅インフラを供給する中、「LEONET」という動画視聴サービスが利用できるインターネット環境を標準装備しています。入居者様をつなぐツールですので、御社で開催する地域イベントの告知など、集客を後押しできればと思います。確か健康経営の一環として、全国各地のアルペン様で社員の方々もフルマラソンに挑戦しようという取り組みを推進していると伺いました。
清水
当社は、「スポーツをもっと身近に」というパーパスを掲げています。その実現のためには何よりも社員一人ひとりがスポーツを楽しむ文化の醸成が必要です。その流れのなかで、「フルマラソン1,000人プロジェクト」を立ち上げました。全社員の約4割が挑戦するという相当なチャレンジではありましたが、目に見えてランニング文化が定着してきた実感があります。今後はアライアンスの領域で、企業はもとより地域の自治体やコミュニティとも連携しながらスポーツの振興を図ることが、当社の重要な戦略の柱ですので、御社の住居のネットワークと連携できれば、すごく面白くなると思います。
小嶋
社会的に関心の高い健康経営とスポーツは非常に親和性がありますし、アルペン様では全国に展開する店舗を商品にとどまらないライフタイムバリュー(LTV)を高めるサービスを提供する場と位置付けていらっしゃるかと思います。私たちも、住宅の提供という従来の枠組みにとらわれず、御社との協業を積極的に展開していきたいと考えています。
清水
例えば、御社が取引のある企業同士を結び付けるハブの役目を果たしていただけるとよいのではないでしょうか。企業間の連携を深める機会を提供いただければ、当社もさまざまな学びを得られると思います。
小嶋
これまでに女性活躍推進というテーマで、女性管理職70人ほどを一堂に集めたフォーラムに参加・運営したことがあります。そこでは社内外で活躍できる人材をどう増やしていくか、参加者の方々に活発に意見交換していただきました。
清水
なるほど。そういう実績があるならなおさら、人事・総務部門など福利厚生の担当者が集まる場も提供いただけないでしょうか。良い刺激になると思います。われわれのような管理部門は社外のことをあまり知りません。他社の人事・総務部門の担当者がどのようなマインドでどのような働き方をしているのか、日々どのようなことを考えているのか、ぜひ意見交換したいですね。例えば、健康診断。どのような人材にどのような項目を行っているのか、他社の実態をつかめていません。もし人事・総務部門のネットワークができれば、発展的な議論を交わせそうです。
小嶋
同業同士はともかく、異業種となるとなかなかつながりもなく、実態が分からないものですよね。私たちは社宅という商材を扱っていますので、ありがたいことにさまざまな業界のお客様と接点を持たせていただいています。例えば、エリア単位で集まりを持つのもいいですね。異業種間で意見交換できる場の提供は、ぜひ企画させていただきます。
清水
レオパレス21さんには、安定的な社宅提供はもちろんのこと、地域コミュニティとの連携や会社対会社の協業の取り組みなどを通して、当社との関係性をより深めていければと思っています。今後とも、ぜひよろしくお願いします。
小嶋
安全・安心の社宅を安定的に提供することは、当社にとって当たり前の使命ですが、その責務を果たしたうえで、アルペン様の店舗展開や商品力強化をサポートするような協業の取り組みを実践に移していきたいと考えています。本日はお忙しいところ、貴重なお話をいただき、ありがとうございました。