取締役会の実効性

取締役会の実効性評価

当社は、各事業年度終了後、主に経営課題の改善を目的とし、取締役会が果たすべき機能などについて評価を行っています。評価手法としては、取締役会構成者全員に対してアンケート方式による個別評価を実施し、取締役会事務局が集計・分析した内容を取締役会へ報告し、係る議論を行います。その結果、2023年3月期は、当社取締役会および当社ガバナンス体制は概ね有効に機能した(取締役会の実効性は評価できた)ことが確認されました。

実効性評価
実効性評価1 実効性評価2

社外取締役に求める役割

社外取締役4名に対して、当社が求める役割は以下の通りです。

渡邊 顯

有する知見

  • 弁護士としての専門的な知識
  • 他社での社外取締役としての経験

求める役割

他社における社外取締役としての経験を通じて広げられた高い見識および企業経営に関する深い知識を通じ、取締役会の機能強化・運営におけるアドバイスをいただくことを期待しています。また、弁護士として培われた高い見識に基づく法務・コンプライアンス領域の面でも貢献いただけると判断しています。

中村 裕

有する知見

  • 住宅メーカーにおける経験を通じた品質管理および環境管理の知見
  • 住宅業界における複数団体で要職を務めた経験

求める役割

パナソニックホームズ株式会社の出身であり、同社において入社時から一貫して品質管理および環境管理の業務に携わり、同社のその領域における水準を業界トップレベルまで引き上げた実績があります。そのため、施工不備問題の解決に向けた事業運営のサポート、当社管理物件のメンテナンス、品質向上に向けた管理体制の構築、ならびに気候変動に関する対応の分野でも貢献していただけると判断しています。

柴田 拓美

有する知見

  • 証券会社、資産運用会社での経歴を通じた経営者としての高い見識
  • 資産運用、ファイナンスに関する深い知識、経験

求める役割

独立、公正な立場で当社の役員候補者の選定や役員報酬などの決定について関与、監督をしていただくことを期待しています。また、グローバルで活躍された経験に基づき、俯瞰的に当社の企業経営を監視・監督し、助言いただくことを願って招聘しました。

石井 歓

有する知見

  • 投資銀行や事業会社の要職を歴任して培われた経営者としての高い見識
  • 日本航空管財人代理を務めるなどをして培われた企業再生に関する深い知識、経験

求める役割

当該知見を活かして専門的な観点から業務執行に対する監督、助言などをいただくことで、今後の事業戦略、財務戦略策定に向けた具体的なアドバイスをいただくこと期待するとともに、企業再生の経験を活かし、レピュテーションにより棄損した当社ブランドの再構築、再生に向けても積極的に発言いただくことを願って招聘しました。